訪問介護は、利用者の自宅に直接伺ってケアを行うので、利用者のエリア、生活に入り込むことになります。そのため、トラブルや問題も起きやすくなります。特に、新しい利用者の自宅に訪問する初日は、利用者のことをまだわかっていないためトラブルが起きやすく注意が必要です。
訪問介護の初日に起こりやすいトラブルは、利用者の自宅にモノが多い、もしくは汚くケアができないというトラブルです。高齢の方の中には、「もったいないから」とモノが捨てられない人がいます。また、身体が思うように動かず、掃除も行き届いていないことが多いです。ケアに入る前に、事前に自宅を訪問して家の中を調査したり、どんなものがあるか調べます。訪問してみると、モノが多すぎる、モノが山積みでケアするスペースがない、というケースはよくあります。まずは、利用者の家を、仕事ができる状態にしなければなりません。試行錯誤しながら、家を可能な限り整理し片づけます。何を使えば汚れが落ちるか、といった知識やテクニックが必要です。また、利用者がどこを動線として一番、使っているかを把握し、そこを優先的に片づけましょう。
アレもコレも頼まれることも、訪問介護ならではの悩みです。とはいえ、介護保険でできる仕事は限られています。対策として、何のために訪問しているのか、訪問の目的、できる仕事内容を最初に説明するのは良いことです。説明しただけは不十分です。書き出して張り出しておく方がよいでしょう。
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