訪問介護の仕事内容は、利用者又は日頃介護を行う家族の日常生活のサポートを目的に、大きく3つに分類されています。まず1つ目には、生活支援が挙げられます。これには掃除や洗濯、調理、また日用品の買い出しなど家事と生活等に関する相談やアドバイスを行い、利用者の日常に於ける身の回り全般をサポートします。
次に2つ目に、身体介護があり、食事、排泄、入浴、更衣の介助など実際に利用者の体に触れる介護サービスを提供します。
そして3つ目は、通院等乗降介助。利用者が病院や介護施設等へ通う福祉バスやタクシーなどの車両へ乗降りを補助します。各自宅に訪問し、できるだけ利用者が自立した日常が送れるようそれぞれが必要とする介護サービスを以上の3つの分類内で、事前に作成された介護計画に基づき提供します。
実際の仕事内容は利用者毎に異なり、要介護度等の状態や現場の環境状況等も違うことから、訪問スタッフも柔軟且つ臨機応変な対応が求められます。また、初めてこのホームヘルパーの仕事を行う場合には、介護施設よりも業務範囲が広いように思われがちですが、一般的に1件当たりの勤務時間は2~3時間程度で、内容は個々に必要な特定サービスに限られていますので、利用者やその家族とコミュニケーションを図りながらその日常生活の尊重することで円滑なサービスが提供できます。
訪問介護スタッフの特徴は、やはり利用者と深い信頼関係を築けるということです。お年寄りのいる家族の暮らしをしっかり支えたい、と思う人にとってはまさに天職となるでしょう。ただ、それだけ介護の経験とコミュニケーション能力も重要になってくるため、基礎能力はしっかり磨いておくことが求められます。
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